訪問看護ノート 1999.4.25/cn19990425-1 五十嵐 直敬 たんぽぽの基本的思想 1.看護の対象者  1)対象者は誰か    看護の対象者 = 利用者様 = 患者本人 介護者 家族    < 在宅療養には家族の協力が必須 > 家族の疲労 ストレス    < 患者の生活・療養の場としての家庭の安定が必要    !家族もケアの対象となる    !病人である以前に生活者・社会人としての対象者を意識する  2)対象者の立場    ほとんどの場合目上の方 人生の先輩 = 尊敬すべき方    看護を「依頼」する方 クライアント 注文主 = 「お客様」    その家庭の構成者、主 = 決定権者、主人    時に労わるべき相手 護るべき相手 2.対象者の呼称  1)特定個人に対して   「○○さん」等 苗字にさん付けで呼ぶことが基本    場合により名前も可 < 夫などと区別 それがより自然な場合 看護上の必要    記録・文書では「様」付けとする    !対象者の立場を考える  2)不特定の対象者に対して   「利用者様」 < 看護の利用者 患者様・ご家族(介護者様) 双方が看護の対象 2.ビジネスとしての看護が持つ意味  1)看護 = 専門的対人サービス    看護 = 利用者様の健康上の問題を解決するための行為 ニードの代行    = 利用者様の「健康と生活」のための専門的な助言、技術の実施    = 専門的知識・技術による労力・知的労働の提供   !今風に言えば健康問題解決のための「Solution」が看護  2)看護 = 商品    利用者様のニーズを満たすために対価を支払うもの    < 看護を行うためには専門的知識と技術が必要    = ただでは得られない 誰でも得られるものではない    Ex. おいしい料理(を作ること)は商品(となるサービス)    !気に入らない商品はいらない 気に入って頂ける「商品としての看護」とは?    > 看護の成果が必要 利用者様が実感し満足できる成果 対価を支払う価値 3.看護の主体者  主体者 = 利用者様 < 看護の依頼者 注文主  ナース = 看護の提供者 ニードの代行者 補助者  < 看護は利用者様の健康上の問題を解決するためのサービス・商品  !看護は誰のもの? 誰のための看護? 看護の目的は?  利用者様が望む生活とその実現が中心 看護・医療が中心ではない  > あなたらしく、その人らしく  !利用者様が望むライフスタイルの実現を意識した看護が必要 4.ナースの立場と役割   専門職・エージェントとして   > 利用者様のご依頼を解決する者 = 医療者・ナースとして   支援者として   > 困難に立ち向かうことを支える者として 専門性 人間性   一人の社会人として   > 同じ社会の一員 互いに持っている立場と役割   客人として   < 主人は利用者様 家庭に招かれ入れて頂く者として 以上