訪問看護ノート 1999.4.25/cn19990425-2 五十嵐 直敬 基本的心構え−訪問に際して 1.マナーと気遣い  1)人間としての礼節    大人として 社会人として 目上の方・人生の先輩に対して 客人として    挨拶 言葉遣い 態度 服装 行動     !親しき仲にも礼儀有り  2)ケアに際しての気遣い    排泄や保清に関して    = 「失礼します」「ごめんなさいね」の一言を忘れずに    < 恥ずかしさ 申し訳なさを思いやって    介護や協力や心遣いに対して    = 「お疲れ様です」「ありがとうございます」「すみません」の一言を    !ご家族のご苦労を思いやって 2.プライバシーの保護と分離  1)利用者様のプライバシーの保護    所外ではむやみに利用者様の話をしない 記録などの持ち出しは厳重に注意する    < 病人がいること、病気なことを知られたくない方もいる    訪問用自動車・自転車などの駐車場所に注意    < 同上 車は特に駐車場所を利用者様と相談する    利用者様に関する書類などの管理・処理にも注意する    > 特にFax・郵送時 関係者以外に見られないように  2)職員自身のプライバシーの保護    住所・電話などプライベートな情報は利用者様など所外の方に教えない    < 就業時間外に個人的対応を要求されることがある     > 職員も一人の家庭人 自分自身の生活を守ることも必要 仕事と家庭は別     > 責任は誰がとる? 就業時間外は職場は関知できない 保険もカバーせず 3.保身と防犯  1)個人的干渉の回避    良いケアをすればするほど利用者様にとって個人的にも好ましい存在となり得る    > 個人的立場への干渉を招く場合がある    個人的なことは必要以上に話さない    自分があくまでも専門職として利用者様と関わっていることを意識し伝える    毅然とした態度・立場の明確化・「きれいなうそ」を使い分ける    縁談・交際を求められた場合    > 「既婚または婚約・交際していて応じられない」と明言する 嘘でも可    宗教・団体その他の勧誘    > 興味がない、または用が足りていることを明言する    いずれにしても対処に困ったらすぐに所長・同僚に相談する  2)防犯    ご家庭は密室でもある > 場合によっては犯罪の場、被害者になり得る    男性は老人でも痴呆でも性欲を持っていることに注意    事件に至らずとも不安・不快な体験は互いにとってマイナスとなる    隙をみせない    > 防犯の基本 相手に邪念を起こさせない態度をとる     > 身だしなみ 服装 会話の内容 仕草    危険な場所を意識し避ける    > 訪問ルートの選択 ドアを閉め切らない    防犯装備    > 防犯ベル 訪問かばんや聴診器も振り回せば防具になる 以上