クオーレACCT合資会社 設立趣意書
各位
平成12年11月4日
発起人 五十嵐 直敬
また、発起人は昨年、医療応用としては新しい先端技術「シンクロトロン放射光」を見出し、それによる難治性腫瘍治療、さらにそれまで困難だった生殖器腫瘍治療による不妊治療への可能性を見出しました。そして幸運にも、この科学産業技術集積的な高度技術による新しい可能性を実現するために絶対不可欠な、各方面の逸材と言える力を持つ同志諸兄にも時を同じくして出会うことができました。
しかしながら、これら二つの社会的に重大な意義を持つ事業は、難病患者が国民全体からすれば希少なため、あるいはその事業の経済的・知識的・技術的要求の莫大さと高度さから、国家自治体さえも充分にはそれを行っておらず行えず、また今後も同様であると予測されます。即ち、本来最も医学・医療・科学技術により救済されるべき人々が、打ち捨てられているに等しい現状、そして未来が存在するのです。
そこでこの度、発起人は、遺伝子医療に関する情報サービス、ならびにシンクロトロン放射光による新腫瘍治療装置の開発を目指し、もって人類の幸福と社会の発展に寄与し、そして一人一人の人間に等しく健康と幸福と希望をもたらすべく、一人の看護者として医療者として人として、我が責務として取り組む礎を築くべく、会社を設立しそれらを事業として取り組むことを決意致しました。
人は生命体であるからには、病や傷害によりその命や身体を脅かされる避け得ない宿命を背負っています。医療・医学・生命科学はその宿命に対する、あくなき癒しへの道程であり、希望は常にその道標として欲されるものです。そして人類の叡智の結晶である科学技術と、それを生み出し活かす心により、夜明けの空に満ち溢れる陽光のように希望は無限に生み出されるものと発起人は確信します。よって最先端科学技術を尽きざる人間の希望として世に示し具現化するため、発起人は新会社を設立するものであります。
会社設立の目的
一、遺伝子治療、遺伝子診断、遺伝子検査、再生医療等の先端医療に関する情報、相談サービスの提供。
一、神経難病等の希少な難病についての情報、相談サービスの提供。
一、シンクロトロン放射光による新腫瘍治療装置の開発とそれによる腫瘍、不妊の克服。
一、上記の関係者の交流の支援、インターネット等でのコミュニティの提供。
一、先端科学技術とそれに関する倫理の、市民への啓蒙、教育の場の提供、実践。
経営方針
一、社会的に希少なあるいは充足困難なニーズに対し人間愛の観点を基に、その重要性および社会的・社会経済的影響という巨視的視点から経済評価し、社会と市場から適正な評価と対価を得て、利用者に必要なサービスまたは成果を提供し、出資者と社員にその社会への貢献に相応の対価を提供できるよう、事業を計画し遂行します。
一、社会と個人の幸福を護るべく働き事業に参加する、社員・出資者の志を高く保ちその責務に誇りを持ち士気を高揚しつつ、各自が自主自律し各自の責務を果たすことで、各員の力を最大限に発揮する環境を創り事業を最適、最良、最速に遂行します。
一、法律と倫理と良心に従いつつ、如何なる外部からの干渉、圧力、不正をも排し、社会正義を追求します。
一、自らの事業活動、経営、財務を公正に行い公にすることで、社会の模範となることを目指します。
一、社会と利用者のニーズの変化に即応し、事業あるいは会社のあり方を常に省み、会社・事業・社員の回生を図ります。
組織体制
一、経営組織(役員会)は会社の理念と目標の実現に専心し、私利私欲に惑わされぬよう、適宜外部から役員、顧問を招請し、また経営会議の内容は経営・事業に支障ない範囲で公開します。
一、迅速、的確な判断と行動を実現するため、各部署は自律性を保てる規模を保ち、各自・各部署は代表者からの信任のもとに、事業目的に向かい自律して判断・行動するものとします。その責は代表者に帰結します。
一、同族、縁故による人事を排しつつ、能力と人間性と熱意と志を兼ね備えた人材あるいは投資家を社員・出資者として迎えるため、信頼できる情報を基に探索し続けます。
以上
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